9月になりましたが、そろそろ鮎の美味しい季節が来ますね。美味しい季節ってそれぞれの時期で違った美味しさはあると思うので一概には言えませんが、「子持ち鮎」の時期が美味しいと私は思うんです。
ということでかれこれ10年近く毎年子持ち鮎の時期に食べに行くようにしている「旬彩いろり茶屋 鮎の庄」さんについて書きたいと思います。
目次(クリックするとジャンプできます)
旬彩いろり茶屋 鮎の庄さんについて
鮎の庄さんは富山県砺波市上中野というところにあり、ちょうど庄川の川沿いの場所にあります。庄川は良質な鮎が獲れることが有名でこの近辺には鮎料理を提供するお店が何軒もあります。
川沿いの道が土手のようになっているのですがそこから降りたところにお店があります。綺麗なお店構えですね、私が訪問するようになる前は囲炉裏がある小屋のようなお店だったと伺っています。
隣には高級そうな旅館があります。こちらは「人肌の宿 川金」という旅館でして古くから続く、品のある旅館です。鮎の庄さんはこの川金さんに併設した食事処という感じです。ただ鮎の庄さんにご飯を食べに行くだけでも大丈夫ですのでご安心を。また、川金さんには庄川の伏流水を使用したお風呂もありますので日帰り入浴もできます。
人肌の宿 川金 様HP:https://kawakin.jp/
公式インスタ:https://www.instagram.com/kawakin_toyama/
子持ち鮎がいつから提供されるかはインスタから情報が出ているので確認必須です。なお2022年は9月9日から入荷が始まっています。だいたい9月10日前後なんじゃないかなと認識しています。
鮎の庄さんは最近ではHPネット予約にも対応されているようで、訪問の際は予約が必須かと思います。
オンライン予約のページはこちら(川金 様HPより)👇 メニューも閲覧できます✨
お店に入ると炭火で焼かれた鮎の塩焼きの調理風景を見ることができます。壮観ですね。
私のおすすめはセットメニューではなく、アラカルトで注文
メニューはHPからご確認いただきたいのですが、過去のものを載せておくと
鮎料理を一通り満喫できるようなあゆ御膳だったり、鮎料理の単品メニューも充実しています。うどんやそばだったり甘味も取り揃えているのもいいところですね。
初めて来たとかならあゆ御膳を頼むのでもいいのですが・・・
私は単品で注文することが多いですね。
- あゆの塩焼き 3〜5本(大きさによって単価が変わるので本数は単価を聞いて決めます。)
- あゆの唐揚げorあゆの天ぷらのどちらか
- あゆの南蛮漬け
- きのこ雑炊
こんな感じで頼んでます。雑炊をあゆ雑炊ではなくきのこ雑炊にしてるのはちょっとしたこだわり。
あゆの塩焼きですが、卓上に串をさして七輪で温めておくための囲炉裏スペースがあってそこに挿してくれます。
ここから串を抜き取って食べるんですが、この鮎お腹のところがかなり膨れていますよね。
割ってみるとパンパンに詰まった卵が出てきます。
これを「蓼酢(たです)」につけて食べるんですが、鮎を食べる時の蓼酢が爽やかな辛味と酸味がよくマッチしてて美味しいんです。鮎は表面はパリッとしてて、身はふわふわと柔らかく、卵はホクホクの食感が楽しめます。味は程よく効いた塩味といい苦味がしてて美味しいですね。
鮎の塩焼きは様々なところで食べられるものですが、鮎の庄さんで食べる鮎の塩焼きは明らかに火入れの仕方がずば抜けてて美味しいと思います。
割と庄川の鮎は9月に食べるものでも小ぶりで骨ごと食べられるようになっています。だから9月中に行くのがおすすめです。10月に入ってからも訪問しましたがさらに身体が大きくなって食べられなくもないのですが骨も少し硬めになってしまって食感が多少気になりました。
塩焼きの他に頼んだ天ぷらと南蛮漬けですね。天ぷらは鮎を出汁の効いたつゆに浸して、塩焼きとは違ったテイストで楽しむもの。南蛮漬けは甘味と酸味が程よく効いた南蛮酢が揚げたての鮎にさらに美味してくれます。
ご飯物にはきのこ雑炊をよく頼んでます。あゆ雑炊のの選択肢ももちろんあるのですが、雑炊単体で出汁の効いた優しい味わいで完成度が高く、焼いた鮎を入れると逆にこのバランスを崩してしまうように思えたのできのこ雑炊にしています。まあ好みの問題ですね、あゆ雑炊も普通に美味しいですよ。
ところでこれ何か知ってます?👇
これはチョロギっていう植物です。根っこのところにユニークな形の塊ができてそれを食用にするようです。
詳しくは下の資料の写真を見ていただければわかります。
テーブルにこれが置いてあるんですが、私は割とこれが好きです。
というわけで今年ももうすぐ子持ち鮎が解禁になりますのでぜひ食べてみてください。
それでは、また。